サポート切れのOSやアプリケーションによる情報漏洩の危険性とは

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そのままにしていると危険

サポート切れとは、ソフトウェアの開発元がその製品に対する公式なサポートを終了した状態を指します。これには、セキュリティアップデート、バグ修正、技術サポートが含まれます。サポートが終了したソフトウェアは、既知の脆弱性が放置されるため、使用を続けることは非常に危険です。
OSやアプリケーションは一定期間が過ぎるとサポート切れになり、修正や更新がされなくなります。
十分に使えるから大丈夫だと思っている人も多いのではないでしょうか。
一般的にWindowsのOS、Officeなどのアプリケーションは発売後5年間などの期間が設けられており、その期間中は修正や更新が行われていますが、サポート切れになると新しい機能が追加されません。
新しい機能が追加された方が利便性が向上しますが、中には不要に感じる人もいるようです。
人それぞれ感じ方は異なりますが、最も重要なことは情報漏洩の危険性があるということです。
セキュリティの面でも重要で、不具合や脆弱性が修正されないままだと、攻撃に備えることができません。
サポートが切れたソフトウェアは、セキュリティパッチやアップデートが提供されないため、サイバー攻撃の標的となりやすく、企業や個人の重要なデータが危険にさらされる可能性があります。
使いやすさを向上するためでなく、情報漏洩が起こらないように気をつけましょう。

サポートが終わる前に対策をしよう

OSやアプリケーションのサポート切れが起こる前に行うべきことがあります。
一つ目は、時期の把握です。
利用しているバーションによって異なるため、必ず確認をしてください。
二つ目は計画を立てることです。
どのようなスケジュールで対応をして行くのかを決めなければなりません。
使っている機器が多い分、時間やコストもかかります。
全てを明確にした上で、スケジュールを立てていきましょう。
最後は、他の機器とネットワーク接続を分離させておくことです。
中には更新ができないケースがあり、そのまま繋げていると脆弱性などを悪用してシステムに侵入してくる可能性があります。
そのため、必ずシステムとの分離を行うことが大事です。
今後サポートが終了する製品は、Windows10とOffice 2019です。
Windows 10 とMicrosoft Office 2019 のサポートは、2025 年 10 月 14 日(米国時間)に終了します。サポート終了後は、Microsoft からのセキュリティ更新プログラムやテクニカルサポートが提供されなくなります。
ビジネスシーンでWordやExcel、PowerPointが欠かせませんが、知らずにそのまま使っていると情報漏洩につながるリスクがあるということを知り、適切な対応を取っていくように最新の情報に注意していきましょう。

まとめ

サポート切れのOSやアプリケーションは、情報漏洩の重大なリスクを伴います。企業や個人は、これらのリスクを認識し、適切な対策を講じることで、データを守ることが求められます。安全なデジタル環境を維持するためには、常に最新のソフトウェアを使用し、セキュリティ意識を高めることが不可欠です。

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